旬の食材図鑑

カボチャ

 

カボチャの旬
 露地栽培のカボチャの収穫期は6月〜9月ですが、冬至の日にカボチャを食べる習慣があるほど、カボチャは長期保存がきく野菜です。また、最近では、冬場には外国産のカボチャが大量に輸入されるようになりました。


 
鹿ケ谷カボチャ

カボチャいろいろ
 アメリカ大陸原産のカボチャは戦国時代にポルトガル人によって、カンボジアから持ち込まれたといわれ、カンボジアがなまってカボチャと呼ばれるようになったといわれています。
 この時のカボチャは現在日本カボチャとよばれている品種で、江戸時代末期にはアメリカから西洋カボチャが導入され、明治時代に北海道を中心に大々的な
栽培が開始されました。


現在日本には、大きく分けて3種類のカボチャがあります。
・日本カボチャ
ねっとりとしていて甘く、水っぽいのが特徴。しょうゆとの相性がよく煮崩れしないなど日本料理むきです。40年ほど前までは市場の主流でしたが、食生活の変化にあわせて減少しつつあります。京都特産のひょうたん型の鹿ケ谷カボチャなどが有名です。
・西洋カボチャ
甘味が強くホクホクした西洋カボチャは、調理法が多く、実に消費量の9割をしめています。サラダやプリン、ポタージュなど、洋風料理に用いるとよくあいます。
・ペポカボチャ
ズッキーニをはじめとするペポカチボャは、淡白な味で、皮の色も白色、黄色、オレンジ色、緑色などさまざま。形もいろいろあり、西洋野菜として人気急上昇中です。



栄養満点なカボチャ
 緑黄色野菜の代表カボチャは、豊富なカロチンやビタミンに加え、タンパク質やミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養素が万遍なく含まれた実にバランスのよい野菜です。

 カボチャの果肉のオレンジ色はカロチンの色素の色で、カロチンは体内に入るとビタミンAになり、粘質や皮膚の抵抗力を高め、風邪を予防します。また、ビタミンCは、紫外線によるメラニン反応を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐ働きがあるほか、発ガン物質がつくられるのを防ぐ効果もあります。
 また、タンパク質やミネラル、カリウムや食物繊維は血糖を下げるために膵臓からのイシュリンの分泌を高め、糖尿病の食事にも有効だと言われています。
 カボチャは古来、果肉部分だけではなく、種やワタ、皮、葉、ツル全ての部分が薬用植物として利用されてきました。

おいしいカボチャの見分け方
 とれたばかりのカボチャはデンプンが多くもさもさとしていますので、収穫されてからしばらく経ちデンプン質と糖質が均等になった頃がもっともおいしく食べられます。果肉の色が赤みを帯びた黄色になったら食べごろです。外見では、ヘタがコルク状になり、たてにひびが入って、皮が硬く、大きさの割に重いものを選ぶとよいでしょう。保存したい場合には、デンプン質の分解が進まないよう冷暗所に保存しましょう。
 また、切り売りの場合には、果肉の色が濃く、種がびっしりと詰まっているものを選びましょう。残ったら、種やワタを取り除いてから、ラップにくるんで冷暗所で保存します。



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